MQL4で自動売買システムを開発する上で、新規足が発生したタイミングを正確に捉えることは非常に重要です。なぜなら、多くの取引戦略が、新しいローソク足が形成されたタイミングでシグナルを生成し、売買を実行するためです。
この記事では、MQL4で新規足が発生したタイミングを検出するためのコードを解説し、その仕組みを分かりやすくご紹介します。
MQL4で新規足が発生したかどうかを判断するには、OnTick()関数と呼ばれる特別な関数を利用します。この関数は、新しいティック(価格の変動)が発生するたびに呼び出される仕組みになっています。
// 変数の宣言
datetime prevTime; // 前回足の時間を保持する変数
void OnTick()
{
// 新規足が発生した場合の処理
if(TimeLocal() != prevTime)
{
// 新規足が発生した時の処理をここに記述
Print("新規足が発生しました。時刻:", TimeLocal());
// 例:インジケーターの再計算、アラートの送信など
// 前回足の時間を更新
prevTime = TimeLocal();
}
}
このコードでは、以下の処理を行っています。
prevTime変数の宣言: 前回足の時間を記録するための変数を宣言します。
OnTick()関数:
サーバーのローカル時間を取得する関数です。
ティックが発生するたびに呼び出される関数で、新規足発生のチェックを行います。
前回足の時間を記録することで、新規足が発生したかどうかを判断するための基準となります。
新規足が発生したタイミングで、様々な処理を実行することができます。
新規足が形成されたタイミングで、インジケーターの値を再計算することで、より正確なシグナルを得ることができます。
新規足が発生したことを通知するアラートを送信することで、リアルタイムで市場の動きを把握することができます。
新規足が発生したタイミングで、事前に設定された条件に基づいて注文を実行することができます。
MQL4で新規足が発生したタイミングを正確に捉えることは、自動売買システム開発の基礎となる重要な要素です。この記事で紹介したコードを参考に、ご自身の取引戦略に合わせたプログラムを作成してみてください。
この記事の内容は、あくまで一般的な情報提供を目的としており、投資に関するアドバイスではありません。投資は自己責任で行ってください。