Windowsユーザーなら誰もが一度は「もっと便利にならないかな…」と感じる瞬間があるはず。
そんな悩みを解決してくれるのが、Microsoft公式の無料ツール**「PowerToys」**です。
PowerToysは、Windowsの使い勝手を向上させる様々な機能を詰め込んだ、まさに"万能ツールボックス"。
今回は、数ある機能の中から 特におすすめの機能を13個厳選! 初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
PowerToysとは、Microsoftが開発しているWindows用の無料ユーティリティ集です。
Windowsに標準搭載されていない便利な機能を追加することで、作業効率化や使い勝手の向上を実現します。
Microsoft Storeから無料でダウンロードできます。
PowerToysは多くの便利なツールを提供していますが、ここでは特に人気のあるツールの使い方を紹介します。
FancyZonesは、ウィンドウを自由にレイアウトできるツールです。複数のウィンドウを効率的に配置し、マルチタスクを快適にします。
PowerToysを起動し、「FancyZones」を選択します。
「エディターを起動」をクリックし、好みのレイアウトを作成します。
ウィンドウを移動したいゾーンにドラッグ&ドロップするか、ショートカットキー(Shift + Windowsキー + 矢印キー)を使用します。
テンプレート: あらかじめ用意されたレイアウトから選択できます。
カスタムレイアウト: ゾーンの数やサイズを自由にカスタマイズできます。
ショートカットキー: 素早くウィンドウを移動できます。
PowerRenameは、複数のファイルやフォルダの名前を一括で変更できるツールです。ファイル名の一部置換や連番、拡張子の変更などが簡単に行えます。
変更したいファイルやフォルダを選択します。
右クリックメニューから「PowerRename」を選択します。
「検索対象」に元の文字列、「置換後の文字列」に変更後の文字列を入力します。
必要に応じて、正規表現や大文字小文字の区別などのオプションを設定します。
「名前の変更」をクリックします。
プレビュー: 名前の変更を適用する前に確認できます。
正規表現: 複雑なパターンにもとづいた置換が可能です。
列挙: ファイル名に連番を振ることができます。
Image Resizerは、画像のサイズを一括で変更できるツールです。右クリックメニューから簡単に呼び出せるので、画像サイズ変更が手軽になります。
サイズ変更したい画像ファイル(複数選択可)を右クリックします。
「画像のサイズ変更」を選択します。
プリセットサイズから選択するか、「カスタム」でサイズを指定します。
必要に応じて、「サイズ変更後の画像を回転する」や「元の画像を置き換える」などのオプションを設定します。
「サイズ変更」をクリックします。
プリセット: 一般的なサイズがプリセットとして用意されています。
カスタムサイズ: 幅、高さ、パーセンテージを指定してサイズ変更できます。
一括処理: 複数の画像を一度にサイズ変更できます。
Keyboard Managerは、キーボードのキー割り当てを変更できるツールです。特定のキーを無効化したり、ショートカットキーを自分好みにカスタマイズしたりできます。
PowerToysを起動し、「Keyboard Manager」を選択します。
「キーの再割り当て」または「ショートカットの再割り当て」を選択します。
変更したいキーまたはショートカットキーを選択し、新しいキーまたはショートカットキーを設定します。
キーの無効化: 誤って押してしまうキーを無効化できます。
ショートカットキーのカスタマイズ: よく使う操作を好みのキーに割り当てられます。
プロファイル: 複数の設定を保存し、状況に応じて切り替えられます。
Color Pickerは、画面上の任意の場所の色情報を取得できるツールです。Webデザインや画像編集などで正確な色を指定したい場合に役立ちます。
ショートカットキー(Windowsキー + Shift + C)を押します。
マウスカーソルがスポイトツールに変わります。
色を取得したい場所をクリックします。
取得した色はクリップボードにコピーされます。
色の形式: RGB、HEX、HSBなど、様々な形式で色情報を取得できます。
色の履歴: 過去に取得した色が保存されます。
ズーム: 正確な色を取得するために、画面を拡大できます。
これらのツールはほんの一例です。PowerToysには他にも便利なツールが多数用意されているので、ぜひ色々試して、ご自身のWindows環境をさらに快適なものにしてみてください。